電車に入ってきたのは私とは違う新しい生物のようだ。顔に多くの線が描かれていて頬が垂れ下がっている。手の甲はぼこぼこで、足は木の棒が増えて三本ある。辛そうなので「どうぞ」と譲る。「すぐですから」と断られる。なんだ、まだ一人で立っていられるのか。それなら、私もこんな風になってもいい。

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